『旅する未来BAR』 BUSINESS LIFESTYLE
２４日間で現在の枠を越えて
「自由」なライフスタイルにシフトする方法
[物語編] その４
もし、あなたが、今日この世を去るとしたら・・・
「未来 BARなら、うちの会社のオーナーが常連らしいですよ。」
「えぇ、常連!!」
屋台ラーメンのオーナーが未来 Bar の常連と聞いて、
私は驚きを隠せませんでした。
「オーナーって、どんな人なの?」
私は未来 Bar の常連のオーナーについて 興味が湧き質問すると、
ラーメン屋の青年は、話し始めた。
「オーナーには会ったことがないのですが・・・
すでに日本で 500 台の屋台ラーメンをチェーン展開し、
中国では屋台ラーメンが大ヒットして、
3000 台を越えたそうです。
オーナーは、アスリートでもあるので、
数年前に健康関係のビジネスと
ジョイントベンチャーをスタートし、
そちらのビジネスも急成長しています。
そして、オーナーは良く言うそうです。
人生が急激に変わり始めたのは、
未来BAR に行ってからだと・・・」
やはり、未来BAR で何かがあったのだろうか?
私は、益々未来BAR に行きたくなって来ました。
でも、未来BAR に行く為には、
自分の夢を明確にしなければならない・・・・
私の夢とはなんだろう?
私は、さらに質問してみました。
「未来 BAR について
知っていることを教えて欲しいのだけれども、
何か知っている?」
ラーメン屋の青年は、次のように答えました。
「オーナーは、人生に変化を起こす為に、
未来 BARに行ったそうです。
その当時、
何か変化を起こすことが必要な状況に
追い込まれていたそうです。
ですが、現在では、
そのことさえ人生を変えるきっかけになったと、
感謝しているそうです。
オーナーは未来BAR に行く前に、未来BAR のマスターと
不思議な出会いがあったそうです。
そして、マスターに言われたそうです。
『最高に理想の人生を送った自分自身がこの世を去り、
その魂が現在の自分にメッセージをくれるとしたら・・・
どんなメッセージをくれるでしょうか?』と・・・
その言葉に、オーナーはひらめいたそうです。
そして、未来BAR に行き、ママから常連客を紹介され、
その常連客が現在の ビジネスパートナーだそうです。」
「最高に理想の人生を送った自分自身」という言葉を聞いて、
私は、現在の自分の延長線上には、
最高の理想の人生がイメージできないように感じました。
そんなことを考えていたら、
ビールを飲んでいた隣のオヤジが話し始めました。
「スティーブ・ジョブズが言うように、
今日、この世を去るとしたら、
今やっていることを続けるだろうか?
毎日、違うと思いながら続けているとしたら・・・
何かを変える必要がある。」
そして、オヤジはこちらを向いて、
次のように質問してきたのです。
「あなたは、今日、この世を去るとしたら・・・
後悔することはないですか?
もし、10 分後に、この世を去るとしたら、
残された10分で何をしますか? 」
その質問をイメージした時、
もし、10 分でこの世を去るとしたら、
最愛の人に電話をすると思ったのですが、
口に出すことができませんでした。
すると、オヤジは、それを知っているのかのように、
「今、思いついたことを、
今から10 分間で実際にしてみては如何ですか?
それをすると、人生が変わります。
ですが、多くの人がそれを実行しないまま、生きています。
それが人生が変わらない理由です。
本当に死を目の前にすると、
多くの場合、恋人、奥さんや子ども達や両親に
メッセージを残そうとします。
あなたは、何をしますか?
実際に、その行動をとってみては如何ですか。
人生を変えるのは、『実践すること』です。」
そう、言われて、
私は、本当に今の人生を変えたいと思っているのならば、
実践してみようと決意したのです。
「ちょっと、やってみます。」と言って、
私は席を立ち、妻に電話してみました。
そして、妻に、
「今日は、ちょっと飲んでから帰る。」と 言ってから、
その後が続きませんでした。
それでも・・・勇気を出して言ってみました。
「家庭のことや子ども達のことを、
いつも、ありがとう！感謝している。」と、
結婚して初めて言った言葉でした。
すると、妻は
「酔っ払っているの?」
私は、
「本当に感謝していると思っているから電話した。」と言うと、
妻は、
「また、セミナーか何かで学んだんでしょ。
あまり遅くならないでね。」と言い、
そっけない反応でした。
「わかっているよ。」と言って 私は電話を切りました。
屋台に戻ると、オヤジが聞いてきた。
「どうでした。」
「そっけない反応でした。」
すると、オヤジが言った。
「良いと思ったことはやらないよりも、
実行した方がよい、たとえ結果がどうであっても・・・
ところで、何か考え事でもしているのですか?」
私は、正直に話した。
「自分の夢が何か知りたくて・・・」
すると、オヤジは言った。
「夢が見つからないと言う人は、
すでに自分の夢が何であるか知っているのに、
現実的ではないと否定して来たから、
現実的に考えると見つからない。
その最も、現実的ではないと思っている、夢は何ですか? 」
「そういわれると、私は、幼少のころから、
世界中を旅してまわりたいと思っていました。
ですが、今は、
仕事に追われ、さらに普段の生活をするのに精いっぱいで、
温泉旅行さえ、難しい状態です。」と答えました。
オヤジはさらに聞いてきた。
「ならば、あなたの『究極の夢』はなんですか? 」
私は、『究極の夢』という言葉に、
現実的に考える心理的な制約が外れたのか、
自由な発想が涌き上がって来ました。
「私の『究極の夢』は、時間と場所に制約されないで仕事をし、
世界中の行きたい場所に行くことです。
でも、私は、サラリーマンだし、そんな夢は現実的でないと
蓋をしてきたようです。
今、それが大切なことだったと、気がつきました。」
すると、オヤジがあるストーリーを話してくれました。
一緒に世界一周をすると誓い合った親友の死を経験し、
会社を辞めて世界一周の旅をすると決意した青年の話や、
会社を辞めないで、4 年以上の有給休暇を貰って、
自転車で世界一周旅行をしている人物のストーリーを・・・
さらには、こんな映像を観せてくれました。
そして、オヤジは次のように言いました。
「『究極の夢』は実現することができますよ。
その夢を明確にして、
実現するまで絶対に諦めなければ・・・
ちなみに、その世界中を回るイメージは、
自転車で? 飛行機で? 船で? それとも、歩いて?
サラリーマンのまま? それとも独立して?
その間の生活費は、給料? スポンサーから?
印税収入? 不動産収入?
それとも、インターネット関係のビジネス・・・
それらを具体的にしたら、
実現できるような気がしませんか?
さらに、仲間を集めて、
自分の夢を周りの人の夢と重ね合わせたら・・・」
そう言われて、
私は、『究極の夢』がリアルに、
自分の脳裏に見えてきました。
そして、ワクワクして、
生きがいが生まれていることに、気づいたのです。
私は、「これか!」と自分の心の中で叫んでいました。
するとオヤジが、
「どうやら、何かを掴んだようですね・・・
ただし、そのかっこでは未来BAR には入れないですよ。」 と
言ったのです。
「えっ!」
「このオヤジ、未来BAR のことを知っているのか。」
私は、驚きを隠せませんでした。
更なる秘密が・・・
つづきはこちら！
[重要なポイント]
・最高に理想の人生を送った自分自身をイメージして対話する！
・この世を去るまでの１０分で何をするか？
そして実際にする！
・毎日、何かが違うと感じているなら、今日から変えてみる！
・『究極の夢』は何か明確にする！
人生のエンディングから現在を見ると
見えて来るものがあります。
詳しくは [実践編]で解説します。
その前に、現状の自分自身をチェックしてみて下さい。
[チェックポイント]
・最高に理想の人生を送った自分自身が今の自分に何と言うか？
・今日この世を去るとしたら後悔する事は何か？
・毎日、これは違うと思うことは何か？
・「目標」、「夢」、「究極の夢」・・・
『究極』という言葉から浮かぶイメージは？
・『究極の夢』が実現した時の状況は具体的に想像できるか？
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