[実践編]19日目
捨てる
ブライアン・トレーシーが上海に来てセミナーをした時、
沢山の学びがあったのですが、
その中で、私にとって、
特にインパクトのあった内容がありました。
それは、次のような内容です。
「あなたが、すでに行っていることで、
これは止めた方が良いと考えていることを
3つ上げて下さい。」
私は、その3つを書きました。
「では、その3つの中から、一つを選んで下さい。」
私は、一番、
止めた方が良いと思ったことを一つ選びました。
「では、それを今日から止めて下さい!」
あなたは、どう感じましたか?
実は、ここに重要な秘密があります。
「断捨離」という言葉を聞いたことはありませんか?
ヨガの発想からきているそうです。
不要なものが入ってこないように断つ、
不要なものを捨てる、
そして物への執着から離れる。
そして、身軽で「自由」な人生を手に入れる。
いままでのワークとは逆説的に感じるかもしれませんが、
持ち物にこだわったりするのは、
目的はセルフイメージを上げるためです。
あまり、物を所有することに意識が行き過ぎると
バランスが崩れて行きます。
そこで、バランスを取る意味でも、
不要なものは捨て、
“物”への執着を手放し、
体験することにフォーカスするとよいかもしれません。
ちなみに、所有しているものが増えると、
それだけ、管理するシステムを構築したり、
仕事を委任したりする必要があります。
それをしないと、どんどん縛られて行きます。
ここでも「自由」になるには、
自分の役職や役割を手放す必要があります。
私の場合、上海に家族で移住した時、
数多くの仕事を委任し、
関わっていた沢山の組織の役職も辞退しました。
そして、上海への持ち物は、
トランクケース4個と犬と猫だけでした。
この話しをすると、
上海に赴任してきた人達は驚きます。
なぜなら、多くの海外赴任の人達は、
引越しする時に、
コンテナに載らなくて困ったと言うのが普通だからです。
この時、沢山の物や事柄を処分したり、
整理したり委任したり、自動化、簡略化、
システム化しました。
物理的に、その場に居ない経験をしたので、
結果的に「自由」に行動できる状況を
生むことができました。
また、逆に、上海から家族が日本に戻る時も、
トランクケースを各自もって帰るだけでした。
上海の会社も、
基本的に私が居なくても維持できる仕組みにしてあります。
この経験があるので、
世界中何処でも移住できると思える気持ちができました。
実際は、ペットの問題であったり、
子どもの教育の問題などありますが、
確実に「自由」に考えることができるようになりました。
「ノマドライフ」を送っている人も、
自分の移動する時の持ち物を極力減らし、
効率化しています。
つねに不必要なもの、
縛られるものを排除してきた結果、
ノマドライフが確立できるのだと思います。
ここに「自由」になるヒントがあります。
つまり、
「自由」になるには、
何かを手放すことが必要になります。
または、
何かを止めることが必要になるのです。
では、本日のワークです。
不要なものを捨ててみましょう。
また、何かを止めてみましょう。
PCの中のデーターも整理し、
思考も整理しましょう。
そして、いろいろなものを手放して、
魂を解放し、
今日1日で、
昨日よりも確実に「自由」になりましょう。
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